エクセルでのHTML生成

商品一覧などの繰り返し処理を行うサイトなどの更新を手作業でやっていると少し切なくなります。

もやしのひげ抜きや、枝豆の豆とりのような無心で行う作業が好きな方には向いているのでしょうか。私には到底・・・。

ということで、今回はエクセルを利用したHTMLの生成方法です。

エクセルやワードでホームページを作った苦い経験をお持ちの方ならアレルギーがあるかもしれませんが、慣れると超速でHTMLが完成します。

もやしのひげ取りと、そこにポリシーを持っている方は今回の記事はスルーしてください。

エクセル関数の利用

エクセルには値を結合させる&という関数があります。これを有効利用します。

まずは&の使い方から。

A列の1行目とB列の1行目を結合する場合

=A1&B1

という記述になります。

今回はタグ内に各セルの情報を埋め込む形式を取ります。

例えば

<dl>
<dt>〇〇〇〇</dt>
<dd>××××××××</dt>
</dl>

というようなタグがあり繰り返されているとします。

〇と×が繰り返すたびに違う値で、都度クライアントから値変更の要請がある前提とします。

この場合は

="<dl>
<dt>"&A1&"</dt>
<dd>"&B1&"</dd>
</dl>"

という記述になります。

関数を使うので=（イコール）は必須です。

タグは文字列になるのではじめと終わりに"（ダブルコォーテーション）が要ります。

&（アンプ）を使う部分は文字列ではなくなるので"（ダブルコォーテーション）でエスケープします。

ちなみに、<dt class="aaa">などの属性指定がHTML内にある場合は、<dt class=""aaa"">と"（ダブルコォーテーション）を重ねないと不具合が起こります。

HTMLへの変換方法

ここからは人によってという感じですが、私の使い方は以下になります。

1.関数記述セルをコピーし、そこのセルに値指定ペースト

2.値指定ペーストしたセルをコピーし、テキストエディタに貼り付け

3."（ダブルコォーテーション）が重なったままなので""を"に置換

4.一番初めと終わりの"（ダブルコォーテーション）を削除

5.HTMLの所定の位置に貼り付け

特に行数が多い場合や、クライアントからリストなどで更新依頼をいただく場合などの威力を発揮します。

マクロやVBAでHTMLまで自動化する方法もありますが、以前作ったのですがやり方を忘れたのでまた改めて作ったら紹介します。